全然、ないよ。
先日とある方にこう言われた。
「大下さん、キラキラしてていいですね!
私もそんな風になりたいんです!
どうやったらなれますか?
キラキラしたいってずっと思ってたんですか?」
ちょっと若い彼女からの、ちょっと不思議な質問。
伝えたい言葉、紡がれた言葉はこれだったけど、
きっと彼女が伝えたいこと、聞きたいことはここに表現されていない。
だから、私はこう答えた。
「キラキラ?まったく考えたこともないなぁ。」
彼女とはその後も話を重ねたが、ご本人からも「ブログに書いて!」と言われたので、ちょっと綴ってみたいと思う。
最近、キラキラしたいでしょ?輝きたいでしょ?という論調のものをよく見る。
そもそもなんで輝きたいの?
元々は活き活き、イキイキの別の表現だったのかしら。
キラキラ。
キラキラしてる。
キラキラしてない。
それってなんなんだろう。
私は私を主人公にした人生を送りたい。
親でも旦那でもましてや世間でもなく、素直な自分。
きっとこの方は、その姿を『キラキラ』してると表現してくれたのだと思う。
それ自体は実に光栄。
私自身は自分に対してまだまだ謎の制限があるなぁとか、振り切りきれていないと感じるところがあると感じているけど、『そう』見えるならそうなのだろう。
それならば彼女は『そう』なりたいということだと思う。
キラキラという言葉は恐ろしい。
それは放ってる方が使う言葉ではない。
見ている方が言う言葉だ。
つまり、
キラキラしたいとは、キラキラしてると『見られたい』ということだ。
思考が他人の目に行っている。
全くもって、自分が主人公ではない。
キラキラは結果を表現してるともいえる。
じゃあ、そんな自分ってどんな感じなんだろう。
それを私たちは在り方、個性、beingとも呼ぶ。
そこには興味ある。
バリバリ仕事をして、やりたいことやって、海外を飛び回って、
誰よりも輝きたい!
……って、
それはどんなあなたなの?
そっち、そっちに興味を持っていきましょうよ。
キラキラしてる自分?
キラキラしてる自分だとキラキラした仕事ができる。
キラキラしてるから?
……ちょっと何を言ってるかよくわからない。
自分の中で輝いてるのは何なの?
輝かせる!ではなくて、自然に光を放ってる。
そこを大切に磨くことからじゃないかな。
それを大切に見て、認めてないのに、キラキラだけ求めると苦しいかもね。
持ち物自慢したり、友達自慢したり、海外自慢したり?
それをしようとするからSNSに疲れるんだし、
それを理想ほどできない自分がいるからSNSに疲れるんでしょ?
キラキラを作ろうとして苦しいなら。
やめちゃいなよ。
マーケットが作ったそんな簡単な言葉に踊らされてないで、あなた自身の輝くもの、大切にしていきましょうよ。
だって、今これを読んでるあなたは
あなたしかいないのよ?
主人公は誰だ?
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