コーチング

シンデレラの尋常じゃない自己肯定感と潔さについて。

最近シンデレラストーリーを待ってるんです!という人、数人に会いました。

で、言っちゃった。

ないよ。

あなたが思ってるようなシンデレラストーリーはきっとない。

なんでって?

それはきっと
そんな話が来ても、あなたは断ると思うからです。

いつか、誰かが、なんか、うまいこと

いつか、誰かが自分のことなんかわかってくれて、なんかうまいことやってくれるんじゃないかしら。

そう思ってる人は、実は結構多いのではないでしょうか。

待ってる人、待ってないふりして心の奥で待ってる人、口に出してないだけで。

私はシンデレラストーリーはないと思っています。
言い換えると、とても成立しにくいものなんです。

受け入れるための土台が、必要なんです。

突然来た幸運、受け入れられますか?

どういうことか、少し例を出してみます。

どうします?
いつかスポットライト浴びたいと思ってるあなた。
いつかテレビに出たい!
キラキラして注目されたい!なんて漠然とした夢を持っているあなた。

なんかにうっかり当たって、

「おめでとうございます!
テレビのゴールデンタイムに、あなたが主役の番組をやれます!」

って言われたら。

その申し出、受ける人がどれだけいるんでしょう?

ギャー!絶対無理!!って、断っちゃったりしませんか?

自分を認めるのは、まず自分から

シンデレラストーリーって、これを受け入れないと始まらないんです。

チャンスを受け取るのが、まず大前提として必要。

だってシンデレラって、実はものすごい女性だってこと気づいてますか?

両親が亡くなる。
継母も義理の姉も、悪役街道まっしぐらな性格。
そんな人たちにいじめられまくっても、何故かへこたれない。
(しかも、何故か仕事きっちり。)

そんな中、何故か夢も持ってる。

舞踏会開催されると聞いたら、好奇心から行きたいと言える。

個人的にはまずここがすごいと思います。

どーせダメなんでしょ〜私なんて・・・なんて言わないんです。拗ねてないんです。好奇心から、行きたい!と言っちゃう。王子がどうの、玉の輿がどうのなんて、この時点では考えていない。

好奇心のままに。なんなら服がないから、ドレス作っちゃう。(お母さんのドレスを直したとの説あり。どちらにしてもすごい)しかもその後、服ビリビリにされる。

ここではさすがに凹む。
凹みますよ。希望の後の絶望は深く感じるものです。

しかし、魔法使いが服貸してくれる。
意気揚々と舞踏会行く。

次に私がすごいと思うのは、みんなが踊りたい!と思ってる王子に踊りを誘われて、それを受けることです。
絶対めっちゃ妬まれるし、めっちゃ見られるじゃないですか!

でも人目とか、多分気にしてないですよね。

だって踊りたかったんだもんー。
その場をしっかり楽しみたかったんだもんー!

12時が来て魔法が解ける云々、その後の話はここでは関係ないので割愛するとして。

未来を考えて、とか意味があるか、とか考えず、

行きたいから行った。やりたいからやった。

ものすごい自己肯定感と潔さじゃないですか!
迷いがなさすぎるよ、シンデレラ!!

チャンスなんて、そこらじゅうにある

グリム童話では魔法使いのおばあさんは出てこず、ドレスを用意してくれる(ありかを教えてくれる?)のは白鳩だったりします。

謎のおばあさんを信用できるか。
なんの変哲のない白い鳩に気づくことができるか。

そのためには
まず自分を信じることから、始める必要があるのではないでしょうか。

実はチャンスはそこらじゅうに転がっています。

人の縁がつながり続ける限り、どんなものもチャンスになりうるのです。

誰かが「これ、やってみる?」と言った時に、自分がどういう反応をするのか。

継母のせいでー、服がないからー、なんて外部のせいにしてる場合じゃないです。
いや、外部のせいな時もあるとは思うのですが、そこに囚われてる場合ではないです。

まず、自分が自分を愛してあげてるのか。
信用してあげているのか。

どんな思い込みで、世の中を見ているのか。
そしてそれは、自分が望む思い込みなのか。

そんな風に、自分を知ることからはじめてはいかがでしょうか。

そして、そこらじゅうをうろうろしてる幸運を受け取ってみてはいかがでしょう。

まずは小さなチャンスでも、実際現れた時に自分がどういう反応をしているのか。
気にしてみてくださいね。

(写真はナゴヤキャッスル。シャチホコでかい!!)