関節がゆるいため、寝て起きたら膝が動かなくなってたことが2回ほどあるコーチ、大下千恵(@yawn_c)です。
寝る時も油断できないなんて……人生はエキサイティングですね。
さて、クライアントさんからよく聞くテーマがあります。
今回はクライアントさんから許可もいただいたので、それについて書いてみたいと思います。
私、器用貧乏なんです。
彼女はそういいました。
できることは別に特段少ないわけではない。
むしろ、いろんな方面に興味があるため、多いとも言えるかもしれません。
でも、『特別に』できることがないんです。
「私、中途半端な人間なんです。」
器用貧乏=残念なこと?
器用貧乏。
私も好奇心強めなので、興味を持っていること多いです。
そして、うっかりできるようになっていること、たくさんあります。
対して、興味を持ってはいるけど、相性かなんなのか、全然できないものもたくさんあります。
でも
それって・・・ダメなことですか?
『特別にできる』ことがない。
私も昔はそれでよく悩んでいました。
私の幼い時の夢は『自営業』。
この「・・・それ、夢か?」と思える夢。
自営業であった祖父母を見て育った私の幼稚園からの夢です。
自分のしたいこと、売りたいものを
場所を用意してご紹介することで、お客さんが喜んでくれる。
喜んだ顔が目の前で見られる。
なんだったら、こう使うよ、と未来を共有してもらえる。
しかも上司という人も部下という人もいないからやりたい放題やん。
こんなしあわせな商売ないな、と
幼稚園児は単純に思っていました。
でも少しずつ大きくなってきて思いました。
小さい時にはふわふわした願望でよかったのに、大人になると選択ができるようになります。
自分の自由が、うっかり目の前にやってきたのです。
そこで思いました。
「人生かけるほどやりたいこと、あるか?」
道具を手に入れてるって、十分すごくないですか?
『特別』を持たない私。
でもどうやってお金を回して生きていくか、その選択はやってきます。
そこで出た手は、『道具を増やす』でした。
まだ行動、分野面で『やりたいこと』なんてのは見つかっていません。
でも
自分のしたいこと、売りたいものを
場所を用意してご紹介することで、お客さんが喜んでくれる。
喜んだ顔が目の前で見られる。
なんだったら、こう使うよ、と未来を共有してもらえる。
これが喜びなことはわかっていました。
これは私が望むあり方、beingの一つと言えます。
なら、いつか行動、分野、Doing面でやりたいことが出てきた時に、すぐに実行に移せるように。
スキル、『道具』の充実を図ったのです。
いろいろやりました。
まずは良さを伝えられる営業力か?と、飛び込み営業を。
その経験から、販売にはいろいろな視点が必要ということがわかったので、販売業を。
営業できても、お店が作れても、数字がわかってないと、経営がわかっていないと事業が存続しないということがわかったので、経理を。
結果として、その時の気づき、経験全てを使って私は今ここにいます。
個人レベルだったので、大きい会社に対しての営業経験はない。
お店を運営しているわけではない。
会計士、税理士ほどの知識を得ているわけでもない。
プロフェッショナルか?と問われると、全て中途半端とも言えます。
でもいざ、自分が自分の道を歩き始めた時、この全ての知識が私を助けてくれました。
つまり、できることがいっぱいあったのです。
それって、使うもの。
『道具』
あるだけで、私を助けてくれました。
これって、すごくないですか?
好奇心の源泉、気づいていますか?
自分を『器用貧乏』という方の多くは、好奇心が強い方です。
気になること、自分で知りたくなってチャレンジしちゃう方です。
なんか大体のことは大体できちゃうんだよねー・・・って、それはあなたの広範囲に及ぶ好奇心が情報を収集しているからです。
それは手の動かし方かもしれません。
頭の使い方かもしれません。
あなたはあなたの総合力の結果、大体のこと『できちゃう』んです。
それは圧倒的な長所です。
ただもし、自分を『そこまで』と思っているのなら。
自分の好奇心の源泉に気づいていないのかもしれません。
なんでもかんでも気になる、と思っていませんか?
それは例えば学校の科目でいうなら、全科目ですか?
多分理科と・・・社会なら世界史が好きで、数学は苦手だけど算数なら好き!
なにかの基準があるはずです。
さいごに
器用貧乏、器用貧乏、なんでどうして、自分なんてダメで・・・なんて悩むのは正直無駄です。
あなたに答えをくれません。
だったら、問いをもってみるのはいかがでしょう。
「自分の好奇心は、どこから湧いてくるのだろう」
「自分の好奇心は、何をキャッチしているのだろう」
そうすると、『器用貧乏』なんて蔑まれていたあなたの経験、知識。
一斉に役に立ってくれるかもしれませんよ。
そうやって過去が、
あなたを自分が望む未来に連れて行ってくれるかもしれませんよ。
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