コーチの日常

大宮エリー『生きているということ』展

こんにちは!
着る毛布にくるまって、みかんを食べながら出社する夢を見たよーん(@yawn_c)です。

寒い冬はうっかりおうちにこもりがち。
折角なので思考の旅に出てみるのはいかがでしょうか?

さて、そんなわけで今回は何となく興味をひかれたという理由だけで行ってきた
大宮エリー「生きているということ」展をご紹介します。

大宮エリー 「生きているということ」展 | PARCO MUSEUM | パルコアート.com

「生きているということ」展
会場:PARCO MUSEUM パルコミュージアム 渋谷パルコ パート1 / 3F
期間:2013/01/25 (金) 〜2013/02/18 (月)  10:00~21:00
※初日・最終日は18:00閉場 ※入場は閉場の30分前まで
入場料:一般500円・学生400円・小学生以下無料



大変失礼ながら、私はテレビをまったく見ないので
この大宮エリーという方を知りませんでした。

プロフィールを見ると、映画監督・映像ディレクター・演出家・脚本家・コピーライターなど
多岐にわたる活動をされている ボーダレス、肩書きレスな方とのこと。
経歴を見ても『波乗りレストラン』ってサザンの曲使ってるとかいってたな・・・ぐらいしかドラマの名前もわからない。

なのですが、この展示会のアートに
妙にひかれたのです。
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ん?懐中電灯?
そう、なんとこの展示は『体験型』。

この黄色い・・・菜の花畑?遠くの山と、空と。
これから受けるイメージ、ちょっとムズッとする心地よいイメージ。
これが体感できるのかしら?

ちょっとわくわくしちゃったのです。

・・・さてところで、お気づきになったでしょうか。

紹介します、と言ったはいいのですが、
多くは紹介できないのです。

何故なら完全にネタバレしてしまうから。
ですので、体験するにあたって『オススメしたいこと』を3点程ご紹介しますね。

1.五感をフルに使おう!

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この展示会は五感を総動員できます。
全く別のイベントですが、ダイアログ・インザ・ダークに通じるものもありますね。

あなたは目から、鼻から、感触を、匂いを、光を、なにを感じられるでしょうか。

恥ずかしがってたり、かっこつけてる場合じゃありません。
ここで向き合うのは外から評価する『他者』ではなく
『自分自身』なのです。

せっかくの時間です。
自分のためだけに、贅沢に使ってみましょう。

2.人が少ない時間を狙おう!


私は展示開始から初めての月曜日、そして19時という中途半端な時間であったこともあり、
一つ一つの展示をほぼ一人で見ることができました。
小部屋や廊下の配置がうまくできているので
誰かが入ってきても、視界に入ることがほぼ無い、適度な人数でした。

繰り返しますがこの展示は体験型。
一つ一つの言葉、空間を噛み締めて、動いた自分の中の針の感覚を味わう為にも
是非一人での鑑賞を、そして平日の人が少ない時間をオススメします。

とくにこの展示の旅の最後に向かってじわじわとやってくる刺激。
これはもしかすると、混雑時には感じにくいかもしれません。

3.展示はカメラ可。だからできれば消音のカメラか音の静かなものを持っていこう!

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味わい深い体験、思わぬ感覚。
なんとこの展示はカメラ可の為、
味わった感覚を映像で持って帰ることができます。

私は展示されている言葉だけではなく、
今現在の自分との感覚、距離でしっくりする位置やモノなど
バシバシカメラに収めてしまいました。
(人がいないことをいいことに、妙な姿勢で納得するまで床に近づいてみたり・・・)

不思議ですね。
これが、家に帰ってみて見ると
展示の入り口の方の言葉から受けるイメージがまったく変わっているのです。
何かを経験して、体感したからでしょう。
本当に不思議だけど、妙に納得もしています。

ですので、あっ、とひっかかったポイントでは
絵、もしくは写真で切り取ってつれて帰ることをオススメします。

ただしこの展示、五感のフル活動が大事とお伝えしました。
カメラのシャッター音は他の人の聴覚を邪魔します。

是非音の小さいもの、消音のカメラを持参されることを強くオススメします。
できれば気軽に撮れるスマホで、人の邪魔にならないよう
さっと撮って、さっと浸って・・・・がいいと思います。
(ちなみに私はライフログ用に手に入れたiPhoneの消音のアプリを使いました。)
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私には私が感じた感覚が、
これを読んでくださっているあなたにはあなたの感覚があります。

当たり前です。

なんだかその当たり前やいつも自分の近くにあるもの。
陰と陽、色、空間について
ちょっと新しい視点が手に入ったような、そんな気がします。

旅ってなんだろう。

道ってなんだろう。

生きるってなんだろう。

このむずがゆくも走り出したくなるような
小学生のような自分に向き合うような。

なんだかそんなイノセントな展示でした。


是非、足を運んでみてくださいね!

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こちらはこの前に開催された展示会ですね。