よーん、やめるんだって。
何を?
『よーん』をやめるんだって。
私、ただの大下千恵になります!
私と『よーん』との出会い
私が学生の頃から大好きだったアーティストにAIRという人がいます。
音楽的にはちょっといろいろ突っ込みどころ満載なんだけど(詳しくはお会いした時に(笑))
彼が影響されて、彼の音色を付け加えて、私たちに聞かせてくれる音楽と、
彼の紡ぐ言葉と哲学と、苦悩が好きで。
彼の世界観は、私にものすごい量の気づきを与えてくれました。
音楽という世界の中で
肉体的にも精神的にも少しずつ調子を壊していった、もがいていた彼が
治療も続け
ふと、安定した時に作られた3rdアルバム。
『Usual tone of voice』
がなりたてて、怒りをぶつけるようなロックをやっていたこれまでと対極の音楽。
本当に『いつもの声』。
静かな内面の声。
その中に『Yawn』はありました。
Yawn
特に特徴のある曲ではありません。
これまでギターギュンギュン、ダイブ!&モッシュ!だったAIRなのに、アコギでしとやか。
高校生の時、このアルバムを猛ダッシュでタワレコに買いに行って、聞いて、何か理屈ではなく心が動くものがあって。
曲を聴き進めて
このYawnを聞いた途端、まぁ、よく分からない涙がボロボロ。
もしも僕がやがて あくびのふりして涙を浮かべたら
見逃してください
いつも 人みしりのふり
いつも 口癖は「さあね」
あぁ、自分は何かに無関心でいたかったんだな。
あぁ、自分は何かに傷つきたくなかったんだな。
あぁ、自分はちゃんと何かを感じて
自分自身を守っていたんだな。
そんなことに初めて気づいてしまった、そんな大切な曲だったんです。
いつも、今も、
私の中心軸にある大切な曲であり
チューニングになる、大切なアルバムです。
SNSにて『よーんさん』誕生
大学に入って、SNSというものに出会います。
mixiとかね。
チャットとかね。
メッセンジャーとかね。
BBSとかもそうなの?
どうやらこれらは匿名でやるものらしい。
ほうほう。しかし私、特定のあだ名ないな・・・。
どうしようかな。
あ、『Yawn』にしよう。
私にショックを与えたあの歌にしよう。
短い語感だし。
と、いうわけで私は『よーん』になったのでした。
そしてTwitterがはじまり、『よーん』で登録。
FBは本名で。
そしてコーチングのワークショップ基礎。
「呼ばれたい名前をおしえてね」といわれ、最初は『ちえ』で登録。
ところがどっこい、同じ名前の人が多い。
ワークショップの応用コースの時からこちらも『よーん』に。
そしてブログを始め、コーチとしての活動を始め、私のことを『よーん』と呼んでくれる人が増えてきました。
あれ?わたし、よーんだっけ?
それが最近、なんか違和感なんです。
わたし、よーんです。
あれ?・・・よーんだっけ?
人見知りのふりして、口癖はさあねだっけ?
いや、今は無関心を望んでいない自分がいる。
好奇心を活かして、生かして、
足掻きながらも、自分に正直に生きている。
あれ?わたしもう、『よーん』ではないかも。
あ、よーん、やめよう。
そんなことを思ったんです。
さいごに
ブログ、名刺含め、『よーん』の名前をこれからは使いません。
ですが、友人、クライアントさん、わたしと関係のある方々。
『よーん』と呼んでいただいても大丈夫です。
名前を呼び変えるって、き、緊張するよね?
でもモジモジしながらでも、おおした、でも、ちえ、でも
名前で呼んでいただけるととても嬉しいです。
と、いうわけで。
よーん、よーんやめるってよ。
よろしくお願いします!
おまけ:最近鼻炎がおとなしいので、Twitterの『くしゃみ担当』の職も辞させていただきました。あしからず。
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