つれづれ

愛するコシタの話1


改めて、3月に女の子が産まれた。
大下の子供なので、SNSなどでは『コシタ』と呼んでいる。

彼女について、どうブログに綴ったらよいものか考えていたら、だいぶ時間が経ってしまった。

出産直後に調べたとき、いろんなかたのブログがとても参考になった。
私も誰かの役に立つことを願い、記録として残して置こうと思う。

出産は安産

夜中に始まった陣痛。

そこから病院に行ってすぐ分娩室へ。
到着から5時間で出産。
安産だった。

か細い声で泣く産まれてすぐの彼女の顔を見て、もしかすると・・・?と思った。
うまく頭が出てこれず、吸引分娩で顔が引っ張られていたが、ちょっとつり目気味。

彼女は遺伝子が個性的な設計図を選んでしまった。

21トリソミー、いわゆる『ダウン症』だ。

ちなみにダウン症とは何かが下がっているものではない。
ダウン医師が発見したのでこの名前となっている。

38といういわゆる高齢出産であることもあり、確率的には覚悟していた。
調べて分かっても産むつもりだったので、出生前診断は受けていない。

この時点では医師からの指摘はなく、確かにもしかすると・・・?とは思ったが、その懸念からのショックよりも、彼女が無事産まれてきてくれた喜びがまさった。

もしダウン症であれば、遺伝子の異常がある子はそもそも産まれてくることが難しい。
にもかかわらず産まれてこれた、その事実になんとも言えない気持ちになった。

そして、喜べた自分に少し安心したりもした。

産んですぐ、子供は色々な検査のために運ばれていく。
検査が終わるのを待ちながら、渡されたスマホで検索する。

違ったらいいな、とは思いながらも検索の手は止められない。
とはいえ、現実そうであれば、それは受け入れるしかないという覚悟もできていた。

気晴らしにあいだでツイートしてみたり。

ダウン症、そして房室中隔欠損症

数時間後に先生からの呼び出し。
一度帰った旦那にも来てくれとのことだったので、ああ、そうかと思った。

検査の終わったコシタを抱かせてもらいながら、
先生からダウン症の疑いがあること、そしてそれよりも急ぎとして心臓に問題がありそうだと伝えられた。
ダウン症の子にはよくあることらしい。

産まれて数時間、彼女は救急車で私と離れて大きな病院に連れて行かれてしまった。

産んだばかりの私は安静にしていないといけないため、彼女の元には行けない。
出産後の母体はいつものようには歩けないのだ。

翌日、旦那につきそわれ、病院で貸していただいた車椅子でICUへ。

いろんな管に繋がれたコシタが痛々しい。
でも、無事が確認できて一息。

先生に説明された彼女の状態は、房室中隔欠損症。

通常は心臓の心房部分、心室部分には、左右を分ける仕切りがある。
しかし彼女は心房部分、そして心室部分両方にしきりがない。
つまり心臓内部に大きな穴が空いているのだ。
このままでは静脈と動脈の血がごちゃごちゃになってしまう。

新生児の心臓は特殊な状態で、産まれてすぐになくなる血管などもあるが、それもなくなっていない。
そしてそのせいで肺にも問題が出ているとのこと。

しかしそれらの絶妙なバランスで彼女は生きている。

命のはじまりと人生について

私はこの出産まで一度も入院したことがなかった。
もちろん手術もない。
働きすぎてノイローゼになったことはあったが、健康そのものだ。
元気がありすぎて、私に『元気ちゃん』というあだ名をつけた方がいたほど。

だが、コシタは産まれてくるなり手術が組まれるような状態。

コシタの今を思って
コシタの未来を思って

まさかこの世に生まれ落ちたその日に、その最後の日のことまで憂うことになるとは。

産後の崩れたホルモンバランスも相まって、私は連日泣き続けた。

続き

愛するコシタの話2〜オオシタのひとりパニック前回泣き続けたと書いたが、実は私はホルモンバランスの崩れと特技がこじれて、泣くまでにややこしいことになっていた。 私の特技であり、仕事...

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